リワーク通信:3Vの法則(7-38-55ルール)

  • 2024.08.15

こんにちは、精神保健福祉士の浅野です。

またまた難しそうな法則ですね・・・!

言語情報(Verbal)・聴覚情報(Vocal)・視覚情報(Visual)、3つの頭文字を取った法則が3Vの法則です。

7-38-55ルールとは、前述の3Vが対人コミュニケーションの中で影響する割合を示しています。相手から発せられる言葉の内容である言語情報(Verbal)から7%、声のトーンや口調・大きさ、話すテンポなどの聴覚情報(Vocal)から38%、相手の表情、視線、ジェスチャーなどの視覚情報(Visual)から55%が影響を受けると言われています。つまり言語コミュニケーションよりも非言語コミュニケーションの方が影響力が強いと言うことが予測できます。

聴覚情報(38%)・視覚情報(55%)の合計が93%であることから、”非言語コミュニケーションが言語コミュニケーションよりも重要”と捉えてしまう方も多いのではないでしょうか?非言語コミュニケーション・言語コミュニケーションに優劣をつけず、どちらも重要と認識して、3Vの法則を活用していただけたらと思います。

3Vの法則を活用したコミュニケーションとは…

・会話の中で表情や身振り手振りも活用する

表情豊かに身振り手振りを交えて話すことで、自分の伝えたいことを分かりやすく伝えることができます。

・声のトーンや抑揚に変化をつける

声のトーンや抑揚をつけて感情を込めて話すことで、言葉のみならず自分の感情も伝わりやすくなります。

・内容が伝わりやすい言葉選び

言葉はコミュニケーションのベースと考え、相手に分かりやすい言葉を選択しましょう。その上で表情や身振り手振り・表情などを意識していただくと、より自分の考えを正確に相手に伝えられるかと思います。

ビジネスシーンのみならず、日常生活からでも取り入れやすいかと思いますので、ぜひ身近な場面から活用してみてください。
 

★今日の名言★

『日の光を籍(か)りて照る大いなる月たらんよりは、自ら光を放つ小さき灯火たれ(日の光を借りて照る大いなる月であるよりも、自ら光を放つ小さな灯火でありなさい)』(森鴎外)

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