私たちと一緒に働きませんか?
当院の医療システムは精神科医療・精神障がい支援両面において積極的に取り組んでいます。
現在当院で活躍しているスタッフでチームを作り、リレー方式で当院の良さや働きやすさなど紹介していきます。
第1回「私たちの強みは連携」スタッフ紹介リレー
リレーメンバー紹介
5人ひと組になり、次のランナーに質問しながらバトンをつなげます。選手は在職期間の短い人から順番に組まれており、アンカーに近づくにつれて当院で長く働くことの魅力ややりがいなども発信してもらいます。このバトンリレーを通じて当院の良さを実感してもらい、共にスタッフとして働くためのきっかけにしていただけると幸いです。
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第1走者
薬剤師
(Tさん:入職2年目) -
第2走者
管理栄養士
(Oさん:入職3年目) -
第3走者
精神保健福祉士
(Iさん:入職3年目) -
第4走者
看護師
(Mさん:入職11年目) -
アンカー
作業療法士
(Iさん:入職20年目)
当院に入職のきっかけと病院薬剤師の魅力を教えて下さい。
以前は北海道で働いていましたが、再就職にあたって地元に帰ってきました。
その際さまざまな病院を見て回りましたが、こちらの病院の雰囲気はとても良く、以前勤めていた場所も精神科だったということもあって、こちらに決めました。
医師に処方の根拠を直接聞けたり、カルテで治療方針を確認したり、看護師とも薬のサポートで関わったり、様々な職種の方と接することができるのが病院薬剤師の最大の魅力です。精神科の分野でも新しい薬がコンスタントに発売され、またハイリスク薬も多く取り扱い、常に学び続けなければなりません。その分幅広い知識や経験を得やすく、やりがいを強く感じられています。
患者さんの食生活を守るために管理栄養士が普段から心がけていることは何ですか?
当院では患者さんと安心・安全な食事を提供できるよう、細部まで徹底した衛生管理を行っています。また、精神科では入院患者さんの在院日数が長くなることが多いため、旬や季節に合った献立を展開し食事を楽しんでいただけるよう工夫を凝らしています。
当院の精神保健福祉士ならではのやりがいを聞かせて下さい。
相談室では医師や他職種の方が立ち寄り意見交換をしていくことが多く見られます。
そうやって気軽に相談に来てもらえる雰囲気というものは先輩方が苦労して築き上げたものだと思います。医療的な情報等をそうしたやりとりの中で得られることは有りがたいです。
また、当院では入職から半年間をかけて病院のほぼ全部署を研修というかたちで経験します。たくさん苦労もしますが、研修を通して各部署の仕事を知ること、各部署のスタッフに自分の顔を知ってもらえることは院内連携の第一歩だと思います。
同時に、仕事をする上で他機関との連携も欠かせませんが、定期的に開催される勉強会では院内だけでなく、他機関の方たちにもお越しいただき一緒に学ぶ機会があります。1人の力だけでは太刀打ちできないケースも多いですが、院内外で築いたネットワークを実践に生かせることはこの仕事の醍醐味だと感じています。
身体科と精神科での「看護の違い」は何ですか?
<ケアの独自性>でしょうか。精神科では患者さんを全人的に捉えないと適切な看護はできません。背景も抱えているつらさも一人一人違う。それらを理解して看護の展開を考えます。また、生き辛さは目には見えませんし、数理で表すこともできません。その分患者さんのちょっとした表情の言葉の変化を感じ取る<繊細な観察力>も必要です。
不調な時も良い時も根気強く寄り添い続ける。共に時間を紡いできた“絆”を感じられる事は働き続けてこそ味わえる醍醐味です。コミュニケーションがとれなかった患者さんに社会性が少しずつ戻ってくる過程を伴走できた喜びは格別です!
作業療法は精神科のリハビリには欠かせない存在ですが、当院ではどのようなプログラムに力を入れていますか?
基本方針にある急性期治療と療養治療における精神科入院治療の充実、外来医療支援体制の充実を基にプログラムを構成しています。
入院では医師と相談しながら早い段階でのリハビリを導入しています。個々のニーズを確認し、退院後の生活を想定しながら作業を提供します。
外来では外来作業療法、精神科デイ・ケア、就労復職支援プログラムなど個々の目的に応じてプログラムを提供します。在宅生活を継続するために必要な技能を評価し、作業を通して獲得を目指します。音楽や創作などの趣味的活動・OTフィットネスでの身体活動・集団での各セッションなど様々な種目を行っています。
日々患者さんに関わっていると「こんなことがやりたい」「これが必要だ」と思うことが多くあります。また患者さんからも「こんなことをやってほしい」との声を聞きます。それを形にするには時間がかかります。日々の業務がひとつずつ形となり見えてくるときに、長く務めていて良かったと感じます。多くの仕事仲間・患者さんとも関わることが出来、作業療法士としての今の自分があると思っています。